海猿(2004年)

海猿というと、主要人物らの存在が大きかったため、これらの人物がどのような役を演じるのかに注目が集まっていました。しかし、映画作品が公開されると、海猿というタイトルの意味に納得がいき、人物だけでなく作品全体も評価されたところが、海猿だけの魅力とされています。

厳しい海猿としての試練

海猿の主要人物は、仙崎大輔、伊沢環菜、三池健児です。あらすじは、海上保安官の1%しか達成できない過酷な訓練にまとめられています。

そのため、見どころに関しても過酷な訓練となりますし、結末としても、過酷な訓練の中で磨かれていく個性、そして協調性であったりします。あらすじだけ知っていると、あまり面白くない作品に感じるかもしれません。

実際に前評判のほとんどは役者の演技力、俳優、女優の絡みはどのようになっているのかでした。ですが、海猿は話が進む(結末に向かう)ほどに見どころが増えていくのです。

というのも、最初は厳しい試練に望んでいるだけの男女だったのですが、これから実務に伴って、もしかすると人が死んでしまうかもしれない、そんな現場で働くのだという困惑、そして強い意志の衝突を見ることができるからです。海猿の見どころは、むき出しになった心が、男女の差別なくぶつかっているところでしょう。

バディという大きな存在

作中の仙崎大輔、伊沢環菜、三池健児は基本的にバディという、相棒を決めて海猿として訓練する内容になっています。これがあらすじといっても過言ではないほど、バディとの絡みが何度も登場します。

見どころはなんといっても、結末に向かうに連れて、本当の意味で仲良くなっていくところにあります。どちらのほうが実力的に上か、誰が率先して動くのかといった、子どものような喧嘩をしてしまう2人がいたり、それを仲裁にくる仲間がいたりと、あらすじで良く見かけた夏の恋とは別の、海猿だけの友情が何度も繰り広げられる内容となっているのです。

男女の友情を学べる作品

仙崎大輔、伊沢環菜、三池健児の関係は、なにも海猿としてトレーニングに望むものという立ち位置だけではありません。作品内で相手のことを好きになってしまったり、過去のことを思い返して、こいつにだけは負けたくないという意思が介在するという、見た目からはわからないほど、熱さが伝わってくる見どころたっぷりの作品です。

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