15歳、アルマの恋愛妄想(2011年)

この作品は思春期の女の子、アルマの内側を描いた作品だと言えます。体も心も大人へと変化していく過程を描いており、アルマの成長を垣間見る事も出来ます。

性への興味を満たすために

物語の主人公であるアルマは性への興味を満たすために恋愛妄想をし、自分の中の性欲をなんとか押さえて来ました。しかしあるパーティーで憧れの男の子の行動に驚き、思わず友達にその時の出来事を話してしまいます。

男の子の取った行動も思春期に生まれる性欲の一つ、もちろん男の子は自分が取った行動を認めないためアルマは嘘を付いたと思われてしまい孤立していきます。そんな中でもなぜ男の子があのような行動したのか考えているうち、アルマの恋愛妄想が進んで行きます。

大人への変化を描く中で

アルマは性に対する意識の変化を満たすために、テレフォンセックスを好んで行うようになります。しかし隠しきれはずもなく母親にばれてしまい、それがきっかけで家を飛び出して行きます。

アルマは憧れの女性が住む街に行き、押しかける形で憧れの女性に全てを話します。自分の中に抱えていたものを受けとめてもらい、アルマの中で何かが変わっていきます。

内面が変わる事で世界は変わる

まずあらすじとしてアルマが性に対して強い興味を持っているのと同じように、周りの同級生なども性に対して強い興味を持っています。しかしそれを内に秘めているものと外に出す者の間に生まれる些細なすれ違い、それを様々な形で乗り越えて行き成長していくアルマの姿が見どころのひとつだと言えます。

結末も思春期の子供たちの成長を描く事で大人への変化を表し、様々な経験が内面的に部分の成長に大きな影響与える事を描いています。アルマの恋愛妄想がどのように影響して行き、アルマを成長させていくのかと言う部分からも目が離せません。

思春期に必ず訪れる成長に必要な事を極端に描き、わかりやすく描いていると言えます。アルマの恋愛妄想がもたらす効果、その効果を紐解くことで作品の伝えたい部分が見えてくるかも知れません。