英国王のスピーチ(2010年)

本作英国王のスピーチは第83回アカデミー賞で、作品賞、監督賞、主演男優賞、脚本賞の4部門を受賞。
アカデミー賞というと、今までどこか堅苦しいような作品が選ばれがちでしたが、本作はとても心が温まるユーモラスな作品です。
また本作英国王のスピーチは実話でもあります。

英国王のスピーチあらすじ

英国王のスピーチあらすじ。この記事にはネタバレを含みます。

イギリス国王ジョージ5世の次男ジョージ6世は幼き頃の乳母による虐待が原因で、吃音(きつおん)という精神的な問題を抱えていました。
以来話す事は彼にとって苦痛以外の何物でもありませんでした。
英国王父のジョージ5世はジョージ6世に厳しく指導をし、事あるごとにスピーチをさせようとしました。

それはラジオの普及もあり国民は国王の声を必要としていると考えたからです。
しかしジョージ6世は次男、自分に王位継承がくる事はないと思っていましたが、吃音は直したいと考えていました。

妻エリザベスの勧めもあり、様々な言語聴覚士の診察を受けますが吃音が改善される事はありませんでした。
ある日エリザベスはやっとの思いで探し出した、言語療法師ライオネルの所へジョージを連れて行きました。
ライオネルはジョージ6世を特別扱いせず対等に扱い診察をはじめました。

そのライオネルの治療法は一風変わっており、ビー玉を口に入れ喋らせたり、ヘッドホンで音楽を流しシェイクスピアを朗読させたりというなんとも説得力のないものでした。
ジョージはこのライオネルの治療は自分には合わないと判断しその場を去ります。

しかし、ふとライオネルに渡された自分の朗読を録音したレコードを聞くと自分の声は嘘のようにどもってなく、とてもクリアなものでした。
効果があると確信したジョージは再びライオネルの元へ、治療をお願いする事にしました。

そして1936年、国王のジョージ5世が亡くなり長男のエドワード8世が王位につきました。
しかしエドワードは離婚歴の2度あるウォリスと交際をしていました。
これは当時の王家では許されない事、エドワードは王位退く事になりました。

こうしてジョージ6世は王位に就く事になります。
自分に王位継承は来ないと思っていたジョージ、突然の大役に戸惑います。

その頃ジョージはライオネルと揉めていました。
そのような状況で迎えた王位継承評議会のスピーチ、ジョージのスピーチは失敗に終わります。
ジョージはライオネルに謝罪をして再びライオネルの指導を受けるのでした。

そして第二次世界大戦がはじまりました。
ドイツ軍はイギリスに向け開戦を宣言。
この状況でイギリス国民は王の言葉を待っていました。

ジョージは緊張の中、緊急ラジオ放送で国民に話しかけます。
そばにはライオネル「友達と話すように」と後押しされます。

ついに話し始めたジョージ、ジョージはスムーズに話し無事そのスピーチを成功させ結末を向かえるのでした。
そしてジョージはエリザベスとバルコニーより国民に手を振ります。
ライオネルはそれを静かに見守っていました。

英国王のスピーチの見どころ

本作の見どころはジョージ6世の妻エリザベスを演じるヘレナ・ボナム=カーターではないでしょか。
彼女はティム・バートン監督の作品ではかかせない人物の一人。
ハリー・ポッターの“ベラトリックス”やアリス・イン・ワンダーランドの“赤の女王”など、悪役の印象がつよい彼女。

彼女が普通の人間の演技をするのはとても新鮮で、彼女の心温まる素晴らしい妻役も必見です。