プロメテウス(2012年)

プロメテウスは、あらすじの部分だけを知っても、作品全体を把握することが困難な作品です。というのも、実際に作品内で全貌を知ろうとしない限り、プロメテウスのグロさ、恐ろしさを体験することが難しい濃厚な作品だからです。

深まる謎が面白い

プロメテウスは、エリザベスのような主要人物が登場するあらすじを終えてから、結末に向かって見どころが満載です。あらすじをわかりやすくまとめると、異変を調査する部隊と、部隊の中で起きた異変について調査を進めるという内容でまとまっています。

惑星を探索する作品のすべてに言えることですが、あらすじを知っているだけでは作品を知っていないのと変わりません。というのも、プロメテウスでは巨人、エイリアン(クリーチャー)が登場するからです。

冷凍睡眠の巨人だけでも物語の壮大さが伝わってきますし、なによりもこれらの存在は、敵という枠を超えて人間たち(調査チーム)に影響を与えるのです。

正統派のクリーチャーが多く登場する

最近の映画作品では見られなくなったものが、プロメテウスでは上手くまとめられています。というのも、プロメテウスはグロさに対して、あまり加減をしていない作品だからです。

エイリアン関連の作品は多く存在しますが、まるで自分のことのように痛み、悲しみを感じる作品は稀でしょう。

しかし、プロメテウスではエイリアンが宿ってしまった母体、母体とエイリアンを切り離す葛藤というふうに、グロい表現につながってしまう一歩手前で、恐ろしさ、生命の神秘を学べる作品となっているのです。

怖いもの見たさで見る作品として良作

プロメテウスは、下手なホラー作品より怖い作品だと思ったほうが良いでしょう。敵に傷つけられてしまうだけでなく、どうしても精神的に辛くなってしまう場面が存在します。

エイリアンに火をつけるシーン、エイリアンを除去するために帝王切開を行うシーンなど、プロメテウスでしか見られないようなシーンが満載となっています。

エイリアンシリーズ作品情報