ブラック・スワン(2010年)

2010年に公開されたブラック・スワンは、バレエダンサーであるニナが、重圧と焦りによって少しずつ精神が崩壊していき、幻覚に悩まされながらも役を演じようとする執着心を描いた作品となっています。

ブラック・スワンのあらすじと結末

ニナは親が元ダンサーということもあり、幼い頃からバレエを学んでいました。現在はバレエカンパニーに所属をしており、そんな彼女についに大役が巡ってくることになります。ただ、その役は白鳥と黒い鳥の両方を演じる必要があり、彼女は複雑な気持ちを抱いていました。

そんな時に、バレエカンパニーに新しくリリーという女性が入り、彼女の方が大役に相応しいのではないかと思うようになります。そんな状況もあって、精神的にどんどん追い詰められていきますが、厳しい練習を耐えて何とか主役に抜擢されました。

しかし、極度の重圧によってニナは幻覚を見るようになり、母は舞台に立つことを必死に止めようとします。そんな母を押し退けてニナは舞台へと立ちますが、序盤で転倒してしまいリリーに交代を告げられます。それに逆上したニナは、リリーを鏡の破片で刺してしまいます。

彼女の遺体を隠して公演を続け、見事に大成功を収めました。そして楽屋に戻ると、殺したはずのリリーがそこにはいました。実は、彼女を刺したのも全て幻覚であり、実際は自分自身に鏡の破片を刺していたのです。

すぐに救急車で運ばれたニナは、とても満足した表情で笑みを浮かべながら息を引き取りました。

ブラック・スワンの見どころ

事前情報がなければ、主人公であるニナのダンサーとしての成長を描く作品と思ってしまいますが、実際はホラー要素がとても強く、人間の闇の部分を濃く描いた作品だと言えます。ただ、純粋なホラー映画というわけでもなく、実際にニナはダンサーとして大きな成長を遂げたことも事実なので、ドキュメンタリーの一面もある作品となっています。特に、幻覚に苦しみながらも舞台を演じるシーンは、大きな見どころと言えるでしょう。