バイオハザード(2002年)

日本のゲームメーカーのCAPCOMが発表したホラーアクションゲームのバイオハザード、このゲームは日本のみならず世界中で人気を博すゲームとなりました。このゲームの人気はアメリカの映画界にも広がって行き、ゲームの世界を映画で実写化する事になりました。

忠実に再現された世界

バイオハザードの世界観を壊さずに再現した事で、ゲーム同様に映画もヒットを遂げました。バイオハザードの中での主人公のアリスのイメージを壊さずに演じ、バイオハザードの世界観をさらに明確なものになりました。

またサブキャストのマットと主人公のアリスの微妙な距離感、アンブレラの独特の存在感などが見事に再現されています。映画の本編では冒頭から重要なポジションを担う人工知能のレッド・クィーンなどが登場し、洋館から脱出しようとするアリスたちの前に立ちはだかります。

また見どころのひとつして言えるのは、もとになっているゲーム内で登場するモンスターの再現です。ケロベロスやリッカーと言ったバイオハザードの世界を表現するには必要不可欠なキャラクターを忠実に再現し、ゲームで表現されたあらすじなどに沿ってストーリーが進んで行きます。

また映画の結末は次のシリーズに繋がりをもたらせる要素を含んだ形になっており、多くの映画ファンの心を引きつけました。ゲームに近い内容で表現したからこそ、多くの人がバイオハザードを支持していると言えます。

重要キャラクターの再現

人気のあるゲームを実写化する場合に言われるのが、ゲーム内のキャラクターをどの様に表現するかに関わってきます。イメージに近い役者を使い、世界観も可能な限り再現する。

今回のバイオハザードはそのどちらも予想を遥かに超えるクオリティを誇り、映画の可能性を大きく広げたと言えます。まずアリスとマットの関係性を描く冒頭では記憶喪失のアリスに対してのマットの接し方、そして洋館に突入してきた特殊部隊が織りなす逃走劇が臨場感を生み出しています。

また洋館から脱出する手前で起きるアンブレラが生み出した人工知能のレッド・クィーンの残虐さなど、ゲームのあらすじにプラスされた表現が見どころのひとつになっているとも言えます。また本編が進むに連れてケロベロスやリッカーなどのモンスターの役割は大きく、壮大な結末に向けてのストーリーからは目が離せないと言えます。

知っているストーリーを上回る

ゲームなどを実写化した場合に見られるのは、期待していたものと違う事から生まれる絶望感があります。しかしバイオハザードの場合は可能な限り忠実に再現し、元々のバイオハザードの世界観を大切に表現しています。

この忠実な世界観を表現する事を可能にしたのはCG技術の高さ、それに加えキャストの演技力の高さがあります。どちらかひとつが欠けても今回のようなヒットは望めず、人気を集めることも難しかったと言えます。

全てを忠実に再現する訳ではなく、重要なストーリーの部分を中心に忠実に再現。このように再現する部分と創り足して行くバランスが絶妙な作品とも言えます。

バイオハザードシリーズ作品情報