デイブレイカー(2003年)

吸血鬼ヴァンパイアが全人口の9割を占める、そんな近未来を描いたSFホラーです。主人公のエドワードは、ヴァンパイアの餌である人間の減少対策として人工血液の製造を行う研究者です。とはいえ研究に行き詰っていました。そんなある日「人間を救ってほしい」人間の女性オードリーからの要請を受け、話が始まります。

ヴァンパイアが人間に戻る方法は

ヴァンパイアから人間に戻れる方法がある。つまり元ヴァンパイアであるコーマックが人間に戻れていたのです。その方法とは、太陽の光を浴びて燃えてしまうその時、水の中へ飛び込むのです。すると無事に人間へと戻れるのです。

さらに人間に戻った元ヴァンパイアの血を飲んでも人間へ戻れます。これを繰り返していけば、ヴァンパイアたちは人間に戻れる。人間を増やして平和な世の中が回復する、エドワードは計画のあらすじを確信できたのです。

食料危機にヴァンパイアはどう対応するのか

映画のあらすじとしては単調です。見どころは、ヴァンパイアと人間の戦いでしょう。ゾンビ映画に通じるところがあります。話を盛り上げる点は、ヴァンパイアがヴァンパイアの血を吸うと狂暴化することです。

とはいえ大人しいヴァンパイアたちは平和に暮らしています。それでも人間の血が食料であることから、人間の減少に誰もがイラついていたのです。

食料危機といった切羽詰まった状況においてヴァンパイアはどうすべきなのか。人間を殺せば餌がなくなる、ジレンマです。これは現代社会に突き付けた問いかけなのかもしれません。

利益に目がくらむヴァンパイアもいる

ヴァンパイアが人間に戻れるならば、誰もがそうしたいでしょう。人間の生き血を吸う生活には限界があるからです。また共食いも自殺行為です。とはいえ営利をもくろむヴァンパイアもいます。それが話をさらに盛り上げます。

例えばエドワードが働く人工血液会社の社長です。当人もヴァンパイアですが、皆が人間になってしまえば、自分の事業は成り立ちません。一方で社長の娘は人間として生き残っています。この争奪戦も見どころのひとつです。

人間を救えるのか

アメリカ映画にありがちな結末です。エドワード、コーマック、オードリーらがヴァンパイアと戦うべく進んでいくシーンで終わります。結果的にヴァンパイアはいなくなり、人間世界に平和が訪れるのか、結末の解釈は視聴者に委ねられます。