サイレントヒル(2006年)

コナミから発売された同名のホラーゲームを参考にして北米で作られた映画です。娘の病気を治そうと30年前の炭鉱火災で廃墟になった街サイレントヒルに迷い込んだ母が裏の世界で戦い、現実の世界に戻ることができるか、というのがあらすじです。

サイレントヒルは実在した

娘のシャロンが時々「サイレントヒル」と憑かれたようなうわ言を繰り返すことに心配した母のローズが、実際にサイレントヒルを訪ねることになりました。とはいえその街は、30年前の大火によって今では廃墟となっていたのです。

8歳のシャロンは夢遊病と思われていましたが、実はサイレントヒルで魔女の娘として火炙りにされた少女アレッサの霊が乗り移っていたのです。なおアレッサの実母ダリアは、姉のクリスタベラに騙されて娘を引き渡していたのです。

裏には魔女狩り教団があった

サイレントヒルには土着宗教から派生した教団があり、そこは古くから魔女狩りを行ってきました。アレッサは父親がわからなかったので魔女の娘と疑われ、教団によって殺されたのです。

この教団を指導していたのが、アレッサの伯母にあたるクリスタベラです。ただしクリスタベラがいるのは、現実と異なる裏の世界です。そこへローズとシャロンが迷い込みました。現実の世界では夫であるクリストファーが二人と接触を試みます。母娘は現実の世界へ戻れるのか、見どころのひとつです。

原作と違っても見どころ満載です

原作のゲーム「サイレントヒル」は「バイオハザード」に感化されています。そのためゾンビ的なクリーチャーと称する化け物が多々登場します。とはいえ映画の主人公はそれらと戦いません。これが原作との違いですが、あらすじには影響しません。

また原作ではアレッサの母であるダリアは殺されます。しかし映画では「母であるが故に」クリーチャーにも襲われません。そして映画では教団の指導者であるクリスタベラが集団で虐殺される最期を迎えます。

なお原作ゲームに惚れ込んだ監督が作った映画なので、ファンだからこその仕掛けがあります。それを探し出すのも違った見どころです。

次回を臭わせる結末です

ホラー映画でありがちな結末です。元々ゲームが原作ということもあり、謎を残して次回に続く、結末を先送りしています。つまりローズとシャロンは家に戻ったのですが、夫であるクリストファーとはすれ違いです。まだ現実に戻っていないでしょうか。