ウルヴァリン:X-MEN ZERO(2009年)

ウルヴァリン:X-MEN ZEROは、なぜ、ローガンがウルヴァリンになったのかがわかる映画作品です。また、恋人といったローガンとしての人間関係、そして、死闘の果てにどこへ行き着いたのか、までをまとめている映画作品でもあります。

ウルヴァリンの謎がわかる

ウルヴァリン:X-MEN ZEROで重要なことは、ローガンはウルヴァリンというタグを付けられたことにあります。元々、ローガンの中にウルヴァリンとしての因子があったわけではなく、恋人を兄に殺されてしまった1人の人間であるローガンが、改造手術を受けてウルヴァリンへと生まれ変わったのです。

この辺りが、ウルヴァリン:X-MEN ZERO最大の見どころでしょう。また、あらすじの部分ではヒーローではないローガンの孤独、葛藤が描かれています。

他にも、ウルヴァリンとして物語の結末まで使い続ける体、爪の不思議についても、アダマンチウムという金属の秘密とともに明らかになっていくため、ウルヴァリンのファンにとっても楽しめる要素が満載となっているのです。

凄惨な戦いの果てがあまりにも悲しい

ウルヴァリン:X-MEN ZEROの結末に関してですが、アメリカンテイストを全面に押し出して、最後はみんな救われた、悪の親玉を倒したという内容にはなっていません。むしろ、主要人物のほとんどが凄惨な目に遭わされ、そして死亡してしまうという内容なのです。

ウルヴァリンの凶暴性についても、結末に登場するストライカー、銃弾の存在により明らかになっていきます。そして、畳み掛けるような形で、ウルヴァリンの秘密、恋人の存在、なぜ恋人は亡くなってしまったはずなのに、再登場することになったのかなども明らかになっていくのです。

壮絶なアメリカンヒーローを綴った映画作品

ウルヴァリン関連の全映画作品に言えることですが、ヒューマニズムを多く取り入れている作品が多いです。ウルヴァリン:X-MEN ZEROでも、ウルヴァリンは超再生を持った超人ではあるのですが、戦いにより失ったものと、心の傷だけは癒せないという本質があり、その様を見てヒーローというものを見直せる作品にまとまっています。

X-MEN ウルヴァリンシリーズ作品情報