六龍が飛ぶ(2015年)

政治的な駆け引きと陰謀が渦巻く、高麗から朝鮮への王朝交代期。
疾風怒濤の時代に、過酷な過去を抱えた6人の英雄“六龍” の苦悩と葛藤、新しい国づくりに賭ける希望と情熱に心揺さぶられる物語。

「六龍が飛ぶ」あらすじ

高麗後期の14世紀。辺境の咸州(ハムジュ)に暮らすイ・バンウォン(ユ・アイン)は、百戦百勝の名将である父イ・ソンゲのような強い男になることを夢見ていました。

ところがある日、初めて都を訪れたバンウォンは、尊敬する父が悪徳官僚イ・インギョムの圧力に屈した姿を見て絶望します。

そんな中、イ・インギョム率いる高麗後期の最高政務機関である都堂(トダン)の三人衆の企みを、成均館の官吏チョン・ドジョンが暴き、明との戦いを阻止します。その姿に感銘を受けたイ・バンウォンは、都に残って成均館に入学します。

時代は流れ―6年後、英雄が集結!

新たな国を建設するというチョン・ドジョンの志を知って、イ・バンウォンは、彼を探し始めます。
腐敗した高麗を終わらせるべく武術を極めたタンセ(のちのイ・バンジ)、重税に苦しむ村人を救いたいと願うブニ、立身出世を目指す剣客ムヒュルと出会います。

彼らはチョン・ドジョンの暗号と運命に導かれ、イ・ソンゲのいる咸州に集結します。やがて6人の勇者たちは、都堂三人衆を倒して新国家を築くという目標に向かって一つになります。

見どころは、魅力的な登場人物たち

朝鮮王朝の初代王イ・ソンゲ、建国功臣のチョン・ドジョン、のちに朝鮮第3代王となるイ・バンウォン。そして、希望を捨てない前向きさと行動力を持つプニ、愛する人を守るために戦う高麗一の剣士イ・バンジ、ピュアで無邪気な凄腕の剣士ムヒュルが “六龍”の勇者です。

政治家や貴族だけでなく、乱世に苦しむ民の立場からも革命の歴史が興味深く描かれ、新しい国家の建設を夢見るイ・バンウォンの青年時代から、王位を狙う冷酷な野心家に至るまでの姿が見事に表現されています。