聖闘士星矢(1986年)

「バトルスーツもの」アニメの元祖で世界規模でヒットした本作は放映当時、キャラクターのルックスの良さから女性からの支持も多い作品でした。ここではあらすじと見どころに迫ります。

ギリシャ神話を下敷きにした作品

神々の戦いの中さなか、女神アテナを守ることが聖闘士(セイント)の役目でした。これは己の肉体を武器として戦う少年戦士の総称です。

サンクチュアリ(聖域)で鍛錬し技を磨きます、日本人として聖闘士を目指す星矢は最初の敵、星矢が7歳の頃から6年間負け続けたカシオスと聖衣(クロス)をかけた戦いから物語は始まります。

緻密な世界観と演出が時代を超えた!

今もなお根強い人気を誇る本作の魅力は、それぞれの「守護星」になぞらえた技と聖衣、神話や宇宙を土台とした劇世界です。

世界共通の読み物であるギリシャ神話が浸透している世界各国で人気を博したのは必然だったといえるでしょう。

「宇宙を感じた…」というようなセリフ一つ一つに作者の美意識が感じられ、キャラクターの戦闘力も小宇宙(コスモ)が密接に関わっています。少年漫画作品らしからぬロマンを感じずにはいられません。

聖衣を求め日本から世界へ

グラード財団を仕切る城戸沙織の元へ集められた星矢たち聖闘士は黄金の聖衣をめぐって戦うことになります。

星矢には生き別れたままの姉がおり、聖闘士たちとの戦いに勝利すれば姉の捜索を手伝うという城戸の提案を飲み、戦いに身を投じます。

「銀河戦争」の始まり、加速するストーリー

聖闘士たちの戦いは古代ローマのコロッセオを模した競技場で開幕します。隙のない舞台設定が時代を感じさせずシリーズ化されているゆえんと言えるでしょう。

原作において攻撃力が数値化されて会場に表示される表現はその後の漫画作品にも大きな影響を与えました。

「対戦形式」の漫画・アニメのオリジネーターという意味でも現代のアニメシーンに与えた影響は計り知れません。

多くの女性ファンも取り込んだ「美しき戦い」

もうひとつのみどころは主要キャラクターの「美少年」たちです。アンチヒーローが好まれる傾向にある少年漫画においてここまで徹底した作品は希少かもしれません。

女性ファンも読みやすい作りになっています。