東京喰種トーキョーグール(2014年)

まず見どころのひとつとしてあげなくてはいけなのは、主人公である金木研がグールになる経緯の部分です。

物語の冒頭でグールになるきっかけが描かれています。

仕組まれたグール化

金木はアンティークと言う喫茶店で出会ったリゼと言う女性に恋心を抱き、どうにか思いを伝えたいと考えていました。

そんな時アンティークに現れたリゼ、リゼは金木と同じ小説を読み金木に近づいて行きます。

リゼは金木を食料とする為に好みの女性を演じ、金木を連れ出す事に成功します。人気の無い工事現場で金木を襲い、食事を楽しみ始めます。

しかし狙った様に工事現場の最上階から鉄骨が落ち、グールであるリゼを直撃します。リゼの攻撃で瀕死の状態の金木も病院に送られ、意図的にグールであるリゼの臓器を移植されてしまいます。

人間とグールの間

あらすじを読み解く上で忘れてはいけないのが、人間とグールの大きな違いがあると言う部分です。

グールは人間を食べる事で生命を維持する事が出来、無作為に人間を襲い喰らう性質があります。

しかし金木は半分は人間で半分はグールと言う体なり、味覚や栄養などはグールと同じ様に人間からしか摂取出来ない体へと変わってしまいました。

グール化した金木を助けたのはアンティークと言うグールの隠れ蓑になっている喫茶店、その中でも霧嶋董香は金木に対して人間として周りに演じる大切さを伝えます。

しかし金木は頑なに人間を喰らう事を拒み、死に直面します。しかしアンティークのメンバーに助けられ、自分が人肉を口にした事を知り深く傷つきます。

生きる為に選ぶ道

アンティークの場合、人肉の調達は自殺したものなどの肉を使い生きた人間には手を掛けない決まりがありました。

しかし金木は徐々にグール化して行き、グールの世界でも恐れられる存在へとなって行きます。

金木はアンティークの壊滅を機にグールとして生きる道を選び、霧島とは別の道を歩み出してしまいます。身も心もグール化してしまうのか、そんな瀬戸際が描かれています。

また金木と対立するグールとの戦いも多く描かれており、人間とグールの戦いやグール同士の戦いからも目が離せないと言えます。

独特の世界観が生み出す雰囲気、この世界観は東京グールでしか味わえない世界だと言っても過言ではありません。