妖怪アパートの幽雅な日常(2017年)

妖怪アパートの幽雅な日常は元々香月日輪によって書かれた全10巻の小説でしたが、圧倒的多数の支持により月刊少年シリウスにてコミカライズが決定。原作の魅力を損なわずそれでいてオリジナリティ溢れる漫画版はファンの層を広げ、今回待望のTVアニメ化が決まりました。
不思議ながらも楽しい妖怪たちや、除霊師たちとの日常。そのあらすじと見どころを紹介していきましょう。

妖怪たちの住むアパート「寿荘」

両親を事故で失くして、伯父の家に厄介となった稲葉夕士。彼は居候として肩身の狭い生活が続いたため、高校進学を切っ掛けに家を出ることを決意します。
しかし彼が家賃の安さに釣られて下宿を決めた寿荘は、様々な妖怪たちが暮らす妖怪アパートだったのです。
賄いの料理担当は幽霊のるり子さん。食事時は近所の幽霊が食堂に集まり、地下の温泉では巨大なタマゴのような大家さんを目撃し、夕士はあまりの驚きに気絶してしまいます。

住人は妖怪も人間も変わり者ばかり

次々と現れる妖怪たちに驚きを隠せない夕士でしたが、実は普通の人間だと思っていた久賀秋音もまた除霊師の卵という特殊な存在である事を知らされます。
更には放浪画家の深瀬明や、妖怪と商売を続ける骨董屋までもが寿荘の住人であると知り、流石に呆然としてしまいます。
あまりにも常識外である寿荘の実態を知り、このまま住み続けるか悩む夕士。ですが、妖怪たちや彼らと共に暮らす除霊師たちの優しい心に触れ、寿荘に住み続けることを決めるのでした。

様々な妖怪と触れ合って成長していく夕士の心

複雑な過去を持つ夕士は、人との普通の接し方というものについて悩み過ぎる癖があります。
ところが妖怪アパートの住人たちはまるで普通でない人間ばかり。それどころか人ですらない妖怪までが溢れています。
そんな彼らと過ごす事で、夕士は色んな角度からの物事の見方を覚えていきます。
夕士の心の成長。それが今作品の見どころと言えるでしょう。