夏目友人帳(2008年)

2003年以降白泉社「LaLa」に掲載され2017年現在も継続中の緑川ゆき原作、妖怪系漫画です。

主人公は、幼少期に両親が他界し孤独になった夏目貴志、作中では夏目と呼ばれます。祖母である夏目レイコが残した「友人帳」を手にすることで妖怪と戦うことになった、そんなあらすじです。

夏目貴志が「友人帳」に出会う

夏目貴志は、幼少期から妖怪が見える、そんな特殊能力を持つことで、周りから疎外されてきました。おまけに両親が他界し、以後親戚間をたらいまわしされ、どんどん孤独になっていきます。そこを救ってくれたのが遠戚に当たる藤原夫妻です。

藤原夫妻には子供がいなかったので、実子のように育ててくれました。

ただし自宅が辺鄙な山里でした。それが幸いしたのか祖母夏目レイコの数少ない遺品である「友人帳」を見つけます。なお父親がいたはずなのに母方の夏目姓を名乗る理由は不明です。

友人帳の秘密が明らかに

夏目貴志は、妖怪に追いかけられている最中、封印されていた結界を破ってしまいます。そこで出会うのが、後にニャンコ先生と称し、共に戦う妖怪の斑(まだら)です。

斑は夏目レイコを知っており、夏目貴志を見てレイコと勘違いします。祖母のレイコも妖怪を見ることができる、一説によると彼女自身が妖怪だった、そしてレイコが妖怪と戦い、負かした相手と契約を交わした、それを記載したのが友人帳だったのです。

夏目が自分の出自の謎に迫っていく

本アニメの見どころは、回を追うごとに次々と出てくる登場人物と一緒に夏目が妖怪と戦っていく場面です。とはいえ友人帳に記載された妖怪は、レイコと単に争っていたわけではなく、そこには天涯孤独だったレイコとの心温まるつながりがあったのです。

友人帳に登場する妖怪の数々、彼らは自分たちのことを妖(あやかし)と呼んでいますが、夏目貴志が出会っていくことによってレイコ、そして自分の出自が徐々に明らかになっていきます。

大切なものは何かを問いかけます

夏目貴志の祖父母や両親は何者なのか、そうした謎解きを残して未だ継続中です。妖と戦うことにどんな意味があるのか。

単なる妖怪系、戦闘話として見るのではなく、本当に大切なものは何か、それを視聴者に考えてほしい作品です。