坂道のアポロンも音楽のアニメになります。音楽性について語られることもありますが、ほとんどが主人公の恋愛模様。
三角関係の作品も多いですが、この作品は一方通行の恋愛模様と表現することができるでしょう。時代背景は昭和でからこそ、平成の人たちを魅了する作品になっています。
見事なまでの一方通行の恋愛模様
西見薫は父親の都合で転校ばかりを繰り返し、人と触れ合うのが苦手でした。クラシックピアノばかり弾く青年でしたが、ドラムが得意な学校でも評判の札付きのワル川渕千太郎に出会います。
しかし薫は千太郎と接するうちに彼が持つ正義漢によって、人嫌いが治るようになりました。それが決定的になったのは千太郎の幼馴染である迎律子です。
薫は律子に恋をします。しかし律子は幼馴染である千太郎に恋をし、千太郎はというと偶然出会った女の子に一目惚れ。見事なまでの一方通行が出来上がるのが、この作品のあらすじです。
さらに加速する一方通行の恋愛模様
律子は薫が好きなのは千太郎が一目惚れをした女の子と勘違いをしていることで、薫は決着をつけるために行動に出ます。
律子に想いを寄せていることをジャズピアノを弾いて告げます。しかし律子の千太郎に対する想いは変わることがありませんでした。
そんなある日、薫と千太郎が組むジャズバンドが外国人バーで演奏をすることに。そこに千太郎は自分が恋をしている女の子を招待しますが、ここでも一方通行の恋愛模様にひと悶着がおきます。
招待された女の子は、一緒にバンドに参加していた千太郎が兄と慕っている大学生を好きになってしまいます。
見事なまでのここまでないくらいの一方通行の恋愛模様を描いた作品が坂道のアポロンです。
あまりにもリアルな恋愛感情の行方を楽しむ作品
登場する人物が誰一人ともその恋愛感情に応えることなく、他の人を好きになっていくというリアルな点が見どころのひとつになっています。
すんなりと落ち着いていく他のアニメとは違ったところに、評価されている作品です。