少年探偵団と新一の恋人である蘭そして父親であり私立探偵の小五郎が主に出てくるのが映画版ですが、今回は少し異なります。コナンのライバルであり宿敵であり、そして友情も芽生えている怪盗キッドとの対峙が主なあらすじとなっている作品です。
女優が所有する宝石を狙う怪盗キッド
女優が身に着けている宝石を頂きに参上することを、いつものように予告した怪盗キッド。もちろんコナンと小五郎は守るために警備をします。しかし現れたのは新一に扮した怪盗キッドでした。コナンが新一であることを知っている人がわずかなため、どんなに説得をしても誰も信じてくれません。憤慨するコナン。嘲笑う怪盗キッド。あらすじはこのようにして進みます。
結局共闘することになる
飛行機で移動中、宝石を所有している女優が殺されます。結局犯人はメイクアーティストが毒物を盛ったことにより、起きた犯行でした。しかしパイロットもその毒の影響を受けることになり、操縦が不可能になります。たまたまそこに居合わせていた若手俳優が飛行機を操縦できることを知り、コナンと協力して着陸を試みます。
しかしその若手俳優こそ、怪盗キッドです。後にコナンが見破ることになりますが、一行を助けるために怪盗キッドは大きな決断をすることになります。ここにこそ、今作の見どころです。
コナンと怪盗キッドのこれからにも注目ができる
今作の見どころは怪盗キッドとの共闘になりますが、結末も忘れてはいけません。怪盗キッドは蘭に対して「いずれまた会おう」と伝えることになります。これからもライバルであり、そして共闘するようなことも期待することができるシーンです。
宿敵でありライバルでありそして友人
結末を見てみれば、明らかな敵にもなりますが、けっして一行を傷つけるようなことをしないのが怪盗キッドです。もはや友人といっても良いほどの関係になりました。このふたりの関係にこそ、コナン作品の見どころのひとつにもなっています。
名探偵コナンシリーズ作品情報
- 名探偵コナン 時計じかけの摩天楼(1997年)
- 名探偵コナン 14番目の標的(ターゲット) (1998年)
- 名探偵コナン 世紀末の魔術師(1999年)
- 名探偵コナン 瞳の中の暗殺者(2000年)
- 名探偵コナン 天国へのカウントダウン(2001年)
- 名探偵コナン ベイカー街(ストリート)の亡霊(2002年)
- 名探偵コナン 迷宮の十字路(クロスロード) (2003年)
- 名探偵コナン 銀翼の奇術師(マジシャン) (2004年)
- 名探偵コナン 水平線上の陰謀(ストラテジー) (2005年)
- 名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム) (2006年)
- 名探偵コナン 紺碧の棺(ジョリー・ロジャー) (2007年)
- 名探偵コナン 戦慄の楽譜(フルスコア) (2008年)
- 名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー) (2009年)
- 名探偵コナン 天空の難破船(ロスト・シップ) (2010年)
- 名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター) (2011年)
- 名探偵コナン 11人目のストライカー(2012年)
- 名探偵コナン 絶海の探偵(プライベート・アイ) (2013年)
- 名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー) (2014年)
- 名探偵コナン 業火の向日葵(2015年)
- 名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア) (2016年)