東の高校生探偵が新一であることに対し、西の高校生探偵は服部平次。その両雄がともに事件解決のために手を結ぶことになります。また服部平次に想いを寄せる和葉との恋愛模様も見どころとして、結末が気になる作品です。
次々と殺される窃盗団があらすじ
東京・大阪・京都で古美術品ばかりを盗む窃盗団のメンバーが次々と殺されることによって合同捜査本部が結成されることになりました。この事件そのものの原因は窃盗団のナンバー1争いのために起きた事件になります。秘仏を先に見つけ出した者が窃盗団のナンバー1になれることから、抗争によっておきた殺人事件です。あらすじとしてはこのようなストーリー展開になっていますが、事件解決のための伏線があり、それは服部平次と和葉がキーパーソンになっています。
服部平次が襲われるのが見どころであり結末の伏線
幼い服部平次はお寺で見掛けた少女が初恋の相手であり、未だに忘れられない存在となっています。その少女が落とした水晶玉を今でも大切に持っている服部平次。幼馴染の和葉はそんな平次に戸惑っています。
秘仏を見つけ出すことによって窃盗団のナンバー1になれる一味は、執拗に平次を襲ってきます。そこでコナンたちは気付きます。平次が大切に持っている水晶玉こそ秘仏であり、それが理由で執拗に襲われていることが後で判明します。
和葉こそ服部平次の初恋の相手
結末としてコナンと平次の活躍により、犯人逮捕に至るのですが、やはり見どころは平次と和葉の関係。実は幼馴染であったけれど、幼いころに見掛けた着物姿の少女は和葉であり、それを平次は知ることになります。ここにこそ大きな結末があり、見どころになるでしょう。
蘭の健気さに惹かれる作品でもある
もちろんあらすじとして殺人事件解決のストーリー性も面白いのですが、平次と和葉に起きたように、蘭とコナンである新一にも恋愛模様が降り注ぐシーンもあります。蘭の新一に対する健気さを一層感じられる作品です。
名探偵コナンシリーズ作品情報
- 名探偵コナン 時計じかけの摩天楼(1997年)
- 名探偵コナン 14番目の標的(ターゲット) (1998年)
- 名探偵コナン 世紀末の魔術師(1999年)
- 名探偵コナン 瞳の中の暗殺者(2000年)
- 名探偵コナン 天国へのカウントダウン(2001年)
- 名探偵コナン ベイカー街(ストリート)の亡霊(2002年)
- 名探偵コナン 迷宮の十字路(クロスロード) (2003年)
- 名探偵コナン 銀翼の奇術師(マジシャン) (2004年)
- 名探偵コナン 水平線上の陰謀(ストラテジー) (2005年)
- 名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム) (2006年)
- 名探偵コナン 紺碧の棺(ジョリー・ロジャー) (2007年)
- 名探偵コナン 戦慄の楽譜(フルスコア) (2008年)
- 名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー) (2009年)
- 名探偵コナン 天空の難破船(ロスト・シップ) (2010年)
- 名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター) (2011年)
- 名探偵コナン 11人目のストライカー(2012年)
- 名探偵コナン 絶海の探偵(プライベート・アイ) (2013年)
- 名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー) (2014年)
- 名探偵コナン 業火の向日葵(2015年)
- 名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア) (2016年)