絵画にテーマをおいた作品になっています。そうみるとやはり出てくるのが神出鬼没の怪盗キッド。もちろん出演キャラクターです。声優陣も女優を迎えたりと、最近のコナン映画はやっていますが、今作も同様にキャスティングされています。
名画ひまわりをモチーフにした事件
蘭の親友である園子の親戚である鈴木財閥が世界に散らばるひまわりを集めた展覧会を開催しようとします。名画ですので、やはり狙うのは怪盗キッド。鈴木財閥が所有している2枚目のひまわりも対象になりました。飛行機で輸送中、侵入した怪盗キッド。ひまわりを盗むことに成功しますが、飛行機が爆破されてしまいます。なんとか難を逃れ着陸に成功した飛行機。そしてひまわりも無事見つかります。しかしコナンや蘭たちは怪盗キッドらしくないと疑うようになりました。これが今作のあらすじです。
犯人の理不尽な動機による結末
怪盗キッドが2枚目と5枚目のひまわりにしか関心がないことにコナンは気付きます。実はこれらのひまわりは以前、贋作であると指摘されたことがあります。これをよく思わない7番目のひまわりを所有する鑑定士が、美術館に火をつけることに。よって怪盗キッドの目的は2枚目と5枚目のひまわりを守ることが明かされます。あまりにも理不尽な犯行動機が結末になっていますので、納得できない評価も多い作品です。
見どころは怪盗キッドの人間性
今回は盗むのではなく守ること。そして美術館の業火から蘭を守った。そして警備主任に捕まりそうになり、観念したけれど、その人間性によって見逃してもらえた。怪盗キッドはコナン作のなかでも、良識あるキャラクターです。ここも見どころのひとつになるでしょう。
コナンたちと怪盗キッドの関係
これは今後も変わることなく、ライバルであり友人になることがわかります。映画作品に登場するたびに、良識人であることがわかっていることから、主役を食う活躍として見る人もいるでしょう。あらすじのひとつとして頭に入れておくことをおすすめします。
名探偵コナンシリーズ作品情報
- 名探偵コナン 時計じかけの摩天楼(1997年)
- 名探偵コナン 14番目の標的(ターゲット) (1998年)
- 名探偵コナン 世紀末の魔術師(1999年)
- 名探偵コナン 瞳の中の暗殺者(2000年)
- 名探偵コナン 天国へのカウントダウン(2001年)
- 名探偵コナン ベイカー街(ストリート)の亡霊(2002年)
- 名探偵コナン 迷宮の十字路(クロスロード) (2003年)
- 名探偵コナン 銀翼の奇術師(マジシャン) (2004年)
- 名探偵コナン 水平線上の陰謀(ストラテジー) (2005年)
- 名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム) (2006年)
- 名探偵コナン 紺碧の棺(ジョリー・ロジャー) (2007年)
- 名探偵コナン 戦慄の楽譜(フルスコア) (2008年)
- 名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー) (2009年)
- 名探偵コナン 天空の難破船(ロスト・シップ) (2010年)
- 名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター) (2011年)
- 名探偵コナン 11人目のストライカー(2012年)
- 名探偵コナン 絶海の探偵(プライベート・アイ) (2013年)
- 名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー) (2014年)
- 名探偵コナン 業火の向日葵(2015年)
- 名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア) (2016年)