コナンの映画作品は、別の事件が同時進行していており、最後はひとつに結ばれる傾向がありますが、今作の天空の難破船もそのように進行されます。お馴染みのキャラクターも登場することから、ファンであれば楽しめる作品になるでしょう。
目次
実験の発端はテロ集団の細菌強奪事件
テロ集団赤いシャム猫が殺傷能力を持つバクテリアを研究施設から強奪し爆破します。そして7日以内に行動を起こすと犯行予告をし、その対処に警察は追われることになりました。同時期怪盗キッドが財閥に挑戦状をたたきつけます。飛行船にある財宝を奪う。それを防ぐためにコナン一行が招集されます。しかしその飛行船に同乗していたのもテロ集団である赤いシャム猫でした。以上があらすじになります。
見どころは服部平次と怪盗キッドの共闘
あらすじとしてはこのようになりますが、見どころはとても多い作品になっています。実は飛行船に乗り込んでいたのは赤いシャム猫ではなく、ただの強盗集団でした。それを見破ることに成功したのが、新一の親友ではる服部平次とわかりあえるライバルの怪盗キッドです。またしても共闘することになりますので、今作のファンにとっては、楽しめる作品になるでしょう。
結末はコミカルかつロマンティック
今作でも怪盗キッドは工藤新一を装います。そして蘭にもそのようにいうのですが、しっかりと見破られます。怪盗キッドは蘭を抱き寄せ、同時にお尻を触ろうとするのですが手をつねられ失敗。「新一はそんなことをしない」と明言し、怪盗キッドはお手上げ状態になり、盗んだ財宝を蘭に返しました。
このあたりから怪盗キッドの蘭に対する想いが露見し始める
紛れもなく怪盗キッドは、熟練したスキルを持つ大怪盗になりますが、今作の結末である蘭とのやりとりをみていると、ひょっとすると好意を抱いているように思えてきます。この映画の結末からみると、コナンも探偵としてのライバルだけではなく、恋のライバルとしてなかなか油断できない宿敵になりつつあります。
名探偵コナンシリーズ作品情報
- 名探偵コナン 時計じかけの摩天楼(1997年)
- 名探偵コナン 14番目の標的(ターゲット) (1998年)
- 名探偵コナン 世紀末の魔術師(1999年)
- 名探偵コナン 瞳の中の暗殺者(2000年)
- 名探偵コナン 天国へのカウントダウン(2001年)
- 名探偵コナン ベイカー街(ストリート)の亡霊(2002年)
- 名探偵コナン 迷宮の十字路(クロスロード) (2003年)
- 名探偵コナン 銀翼の奇術師(マジシャン) (2004年)
- 名探偵コナン 水平線上の陰謀(ストラテジー) (2005年)
- 名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム) (2006年)
- 名探偵コナン 紺碧の棺(ジョリー・ロジャー) (2007年)
- 名探偵コナン 戦慄の楽譜(フルスコア) (2008年)
- 名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー) (2009年)
- 名探偵コナン 天空の難破船(ロスト・シップ) (2010年)
- 名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター) (2011年)
- 名探偵コナン 11人目のストライカー(2012年)
- 名探偵コナン 絶海の探偵(プライベート・アイ) (2013年)
- 名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー) (2014年)
- 名探偵コナン 業火の向日葵(2015年)
- 名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア) (2016年)