ゼロから始める魔法の書(2017年)

物語のあらすじとして注目したいのが、ゼロならではの世界観だと言えます。人間と魔女と獣落ちが織りなす人間模様、そしてストーリーは白い虎の獣落ちと魔女が中心となって進んでいきます。

争いの中での出会い

物語の冒頭で白い虎の獣落ちは1人の魔女に襲撃され、崖の下へと転落してしまいます。そして白髪の魔女と出会い、物語が進んで行きます。

この時白髪の魔女が作っていたスープを白い虎の獣落ちがばら撒いてしまい、白い髪の魔女に恨まれてしまいます。その後すぐに森の中で再開し、成り行きで白い虎の獣落ちと白髪の魔女は食事をします。

その食事をしながら白髪の魔女は白い虎の獣落ちに自分の傭兵になる様に持ちかけ、呪いを解き人間に戻す事を条件に出します。

白髪の魔女は自分の過去と白い虎の獣落ちから感じる共通のものを感じとり、地の契りを交わし旅を一緒にする事になります。

魔女の意外な一面

普段は魔性の女な様に振る舞う白髪の魔女だが、所々幼い少女の一面も見せる。この意外な一面に戸惑いを隠しきれない白い虎の獣落ち、この2人の発展しそうでしない関係性も魅力のひとつだと言えます。

白髪の魔女の名はゼロと言いすべての魔法の生みの親である事、そして仲間である13番と呼ばれる魔女を探している事を話す。

そして白い虎の獣落ちの首を狙う魔法遣いが遅い掛かってくる、しかしすべての魔法の生みの親であるゼロによって魔法を打ち消されてしまい、戸惑いを隠しきれない魔法遣いの少年。

そして少しずつ互いの考えや気持ちに同調し一緒に旅をする事に、そしてゼロの書を取り戻す為に旅をする事になります。しかしゼロは魔法の書より旅先のグルメに目を奪われる子供じみた面を持っている。

さらに魔法遣いの少年におじさんと呼ばれ人知れず傷つく白い虎の獣落ち、何とも言えない三角関係も見どころだと言えます。さらに様々な個性溢れるキャラクターが続々と出てきます。

過去を知る人々

魔女狩が広まる前は人間と魔女は共に手を取り合い暮らしており、今の現状とはかけ離れた世界だった。

しかし小さな勘違いから生まれた人間と魔女との確執、この確執の根本が少しずつ露見して行きます。

物語の要所で本当の魔女の在り方を知る人々が旅を助け、見方を少しずつ世界を変えて行きます。13番が目論む根底にある思いとゼロが考える思いが交錯した時、世界を救う道へと変わって行きます。

そしてソーレナと言う魔女が残した思い、この思いが後々大きな力を発揮して行きます。平和の在り方を問いかけるストーリー、平和の本当の意味が見える作品となっています。