アカギ闇に降り立った天才

圧倒的なキャラの個性とアクの強い劇世界は個性派ぞろいの漫画界でも異彩を放ち、不動の人気を誇る福本伸行の「アカギ 〜闇に降り立った天才〜」のあらすじと見どころを紹介します。

スピンオフ作品ながら長期連載の名作!

福本作品の「天 天和通りの快男児」の登場人物で伝説の雀士「赤木しげる」の若き日々を描いた作品となっています。スピンオフながら同作者の最長連載作品であり麻雀を土台にした人間模様を描いた秀作です。

瞬間を描く!圧倒的な心理描写が魅力

基本的に麻雀漫画ですが、瞬間の心理描写や駆け引きの心理といった描写が作品の大半を占めるため、遅々として物語が進まないという独特な魅力が本作のみどころとなっています。

映画にもなっている「ガイジ」にも引き継がれている福本作品のギャンブルの興奮や悲哀を描ききるという基本姿勢は本作にも遺憾なく発揮されています。

裏稼業、支配者…闇を背負った登場人物たち

主人公アカギの好敵手である鷲巣巌は福本作品のシンボル的な権力と暗部の権化、裏の主人公的な存在感を放っています。

狡猾な演技で相手を欺く暴力団の代打ち稼業の浦部、徹底した合理性と記憶力で翻弄する好敵手、市川など、キャラクターの性格がストーリーに密接に関わっており麻雀の知識が少なくても楽しめる作品となっています。

「悪魔」と言われる主人公アカギ

全編にわたり麻雀の対戦がメインですが、心象風景と駆け引きの緊張感、自問自答など独特な劇世界は読者を引き込みます。ストーリーの柱はアカギ対鷲巣という一貫したもの。「鷲巣麻雀」という独自のルールで戦います。

この対決だけでおよそ20年に渡り連載されてきたという特異性もこの漫画の大きな特徴でもあります。麻雀の勝負の描写は普遍的な欲望や人間の性の根底に迫ろうする作者の表現の真髄と言っていいのかもしれません。

漫画の連載は2018年2月の完結を予定しており、今後、連載も目が離せません。最終回に向けて突き進むアカギの奮闘を楽しむためにも過去作をチェックしてみてください!